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2008年4月12日 (土曜日)

着手金は必要なのだろうか?

弁護士費用は事件の始めに支払う着手金と成功報酬金とからなります。

しかし、どれだけの見込みがあるかもわからない段階で、何十万もの着手金をとることには常々疑問があります。

他の業種を見ても、前金という概念はあっても、実りのない場合に捨て金となる着手金をとる業界はほとんどありません。

弁護士に依頼しにくい原因がこの着手金にあると思いますし、近年の弁護士増加で問題視されている、勝ち目のない事件を高い着手金で受任して後は負けるだけ、という弁護士の被害を避けるためにも、着手金概念は再考しなければならないと思います。

私の場合、

過払請求や交通事故など、一定の金銭請求が確実に見込める場合は着手金0円

その他の請求では、弁護士会の規定に勝訴見込確率を乗して、通常より低めに設定します。

着手金は0円または、できるかぎりそれに近づけたいし、近づけるべきだと思いますが、どうしても着手金をとっておかねばならない場合があります。

依頼者が気まぐれで、途中でやめたと言われる可能性がある場合や、訴額が大きく、報酬金が大きくなる可能性がある場合などです。

ともあれ、現在では、弁護士報酬規定がないので、規則だから着手金をとる、という考えは理由がありません。

事案に応じて依頼者の負担を減らす弁護士費用の設定が必要でしょうし、成功報酬の側面を重視する設定がこれから大事になってくると思います。

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