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2008年2月 9日 (土曜日)

いい裁判官とそうでない裁判官

弁護士生活4年目になり、さまざまな裁判官と話をしてきました。

原告側の事件が多かったのですが、どういう裁判官が事件処理能力が高いかなんとなくわかってきました。

まずは、部総括についていえば、さすがに何十年もの経験があり、事件のポイントを見抜く力、和解の落としどころはしっかりしています。

あんまり記録を読んでいなさそうで、それでも代理人の気づかなかったポイントをずばずば指摘してくるのを見たら、弁護士がもっと記録を読み込んで十分に準備しなければならないと感じます。

原告代理人の際、かなり色々口うるさくいう裁判官もいます。

裁判官の心証はあまりよくないのかな、と思っていたら結局最後には勝っており、色々いわれたのは勝訴判決を書きたいんだからもっとシャキっと準備せい!ということだったと気づきます。

次に、右陪席。

いい裁判官は右でも非常に優れている人はたくさんいますが、多くの裁判官は型にはまった仕事しかできていない気がします。

第1回弁準では記録を読んで来ず、「準備書面が出たのでこれに反論を準備してください」しか言わない裁判官。

もつれた和解の話をまとめるのに、「裁判官の心証はこうだから」としかいえない裁判官は非常に多いと思います。

型から大きく外れた人材を排除するシステムの中で、マニュアルに則るだけの裁判官が増えているのはある意味当然のことだと思います。

しかし、こんなことで、裁判員制度が始まっても、裁判官と民意は十分に融合するのか疑問です。

もちろん、そんな裁判官でも再任拒否されるべき人はおらず、人間的にもすばらしいのだと思いますが、第1回弁準から積極的に討論して争点を減らし、できる限り早期に双方の利害が一致するポイントを探して和解を成立させたい私としては、裁判官の訴訟指揮に疑問を持つことがあります。

それでも部長レベルになればみないい裁判官になっているのだろうと信じてやっていきたいと思います。

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