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2008年2月14日 (木曜日)

読み上げる書面は簡潔に!

弁護士になってはじめて担当した国選弁護事件は、再度の執行猶予を主張する難しい案件でした。

なんとか再度の執行猶予をとれたのですが、その後、弁護士会のゼミで、その事件で何を頑張ったかを問われ、「弁論要旨を厚く丁寧に書きました」と答えても、あまりいい返答はありませんでした。

情状弁護の場合、証拠調べで裁判官の心を動かさなければ、後でいくら弁護士の意見を述べても、あまり大きな効果はないと考えられています。

あまり大きな効果がなければ、長い文章を読む方も聞く方も苦痛で、できるものなら省略した方が良い手続といえそうです。

また、弁論要旨は尋問結果を想定して事前に書くため、書けば書くほど、現実の尋問結果と乖離した内容になりかねない点も挙げられるでしょう。

今日、諸般の事情により、長い弁論を用意した私は、改めて、尋問を充実、弁論は簡潔、をもっと意識して準備していきたいと思いました。

ところで、同じように法廷で読み上げられる供述調書も、簡潔にしなければならないのは同じですが、これは証拠である以上、内容を充実させる必要があり、短時間のうちに完成させなければならない必要があることなどを考えると、多少長くなるのは仕方ありません。

それはそれでいいのですが、法廷で検察官ばかりしゃべり、弁護士があまり話さない裁判が、傍聴人らにどのように受けとられるかを考えると、現実の書面と、そのうち、法廷で読み上げる部分とをうまく分別して運用していくのが良いと思います。

主張の自由にあぐらをかかず、できるかぎりまとめられた主張と書面の形成をもっともっと追求していかねばならないのでしょう。

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