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2007年10月 6日 (土曜日)

人材育成は難しい

今日の昼間は地上波で放送されていた柏レイソルvsガンバ大阪をのんびり見ていました。

両チームとも次々と有能な若手を輩出し、五輪代表等に排出しています。

サッカーでは移籍金が大きく、クラブの経営にあたっては自前の有望選手を多数輩出することが、まず大事になってきます。

ところが、単純にどんどんいい選手を育てていけばよいというわけでもないようです。

ある同一ポジションに、28歳の日本代表選手と、22歳の五輪代表選手がいたとすると、クラブはまずこの22歳の有望選手を別のポジションで起用しようとします。

将来的には本人の望むポジションでエースになってほしいと思いつつも、能力のある選手を効率良く起用するためにこうせざるをえません。

しかし、これを見て他クラブが黙っているわけはなく、「ウチでエースのポジションを用意するから貸してくれ」という話は必然的にでてきます。

ここからは本人次第ですが、早い段階で将来日本代表の中核を担うための成長の場を求めるならレンタル移籍を望むでしょうし、将来有望な選手の試合出場機会の確保は、サッカー協会からの要望でもあるでしょう。

そして、レンタル移籍は、移籍先で活躍すれば正式な移籍に発展するのは必然で、有望選手をレンタル移籍で出すことは事実上移籍を容認するということです。

クラブとしては将来のエースとして期待しているにもかかわらず、重複するポジションに他の有能選手がいるため本人の要望を満たせなくなる、というのは、悲しいジレンマです。

Jリーグはプロレベルの日本選手の数に比べてチームが多すぎるという意見があり、私もおおむね賛成ですが、このようにポジションの重複によって有望選手が飼い殺しにされないためにも、ある程度余裕のあるチーム数と移籍制度の整備は必要なのだと思います。

高校スポーツ・大学スポーツも、有名私学が有望選手を根こそぎ集める時代になってきていますが、そのうち、このようなところにも飼い殺しにされた選手がどんどん転校していく時代が来るのでしょうか。

チームを強くするためにはいい選手がたくさん必要ですが、いい選手がたくさんいすぎても困るというのもまた大変な話です。

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