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2007年9月28日 (金曜日)

研修義務化講座

大阪弁護士会では今年度から指定された講義の受講が義務化され、10単位の取得が必須となりました。
研修所を卒業する際、「もう試験を受けなくていい開放感がたまらない」と言う人が多かったですが、弁護士になったあとも大学生のように単位取得に追われるのは、法曹界自体のレベル低下に対する懸念があるからでしょう。
私は既に20単位持っていますので、むしろ逆に「事務所抜け出すためにわざと講義を入れてるやろ」といわれるくらいですが、このブログでも何度も記事にしているとおり、抗議への出席は、私は喜んで出ています。
それは、各委員会の代表クラスの弁護士が、その分野の基本的なトピックから、最新のトピックまで幅広く講演されるので、事務所内の仕事では知りえない法律知識や事件処理のやり方を学べるからです。
ただ、私のような若手弁護士だからこそ学ぶものがたくさんあり、費用対効果はあがりますが、顧客を多くかかえる大御所弁護士にはうざったい制度であるようです。
ただでさえ、時間がないのに、出席してもあまり得るものが少ない講義に年10時間も拘束されるのはたまらない、というのはよくわかる考え方です。
私もそのうち、力をつけると、そのような考えをしてしまうのかと思ってしまいます。
しかし、全ての分野で全て完璧にこなせるという弁護士など存在するはずもなく、自分の知らない分野、不得手な分野については謙虚に教えてもらう姿勢はいつになっても必要だと思います。
その点で、研修義務化講座をうざがって無視するだけの弁護士には、もっと謙虚に自分の向上を目指したらどうかと感じてしまいます。
ただ、年をとるにつけて、新たな分野を開拓する必要が減っていくのは事実でしょう。
全会員一律で10単位というのではなく、若手弁護士は20単位、中年弁護士は10単位、高齢弁護士は5単位、というふうに段階的な設定をしてもよいのではないかと思います。
法曹界のレベル維持のための重大な制度ですので、いろいろ試行錯誤のうえ、多くの人が活用できる制度であってほしいです。

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