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2007年8月28日 (火曜日)

スリー・ミニッツ・ウォーニング

当番弁護士の待機のうち、実は相当の割合が少年事件だと聞きます。
大人の事件の当番弁護では、普通に手続説明等をすれば良いので、トーク自体は気楽ですが(一部の変な人を除けば)、少年の接見は言葉遣いも内容も特に気を使う必要があるので、非常に大変です。
そのほかにも面会時間の制限等もあり、少年事件は主に若手弁護士にまわされることが多いと聞きます。
今日は、その少年事件にあたったわけですが、事務所の仕事を一段落つけて、午前中に面会しようと出掛けたら、「面会受付は11時30分までです」と冷たい対応。
「まだ11時33分ですやん、たった3分ですやん、12時にはきちんと終わりますし、大体当番弁護なんですから、少年の権利保護のためにも認めてくださいよ」と食い下がっても、「規則は規則ですから。それに当所では一般面会人も付添人も同じ扱いをしています。午後の面会受付は1時から4時30分までです」とさらに冷たい対応をされてしまいました。
午後には裁判があり、4時30分に間に合わない状況でしたので、どうしたものかと考えながら、一旦事務所に帰り、改めて架電して5時頃の面会を要請すると、「夜間面会ですね。夕食の時間をずらして5時30分ころから受け付けます」とあっさり認められ、拍子ぬけしました。
夜間面会をうけつけてくれるなら、あと3分おおめに見てくれよ、と激しくいいたいところですが、規則上は仕方のないことなのでしょう。
新金岡(なかもずの一つ手前の駅)行きの電車といい、そんなわずかな省略がどれだけの意味があるのか不思議に思うことが続いた一日でした。
お役所仕事の時間の融通の利かなさにイライラすることがありますが、フランスのデパートなどでは、終業ベルと同時に職員が持ち場を放り投げて走って控え室に飛んで帰ることもあるようで、むしろ、日本の一般企業がサービス残業当たり前のお人好し仕事に慣れすぎていることこそ、世界的に見て奇異なことなのかもしれません。
依頼者を3分待たせても怒る人はそれほどいない、裁判に3分遅れても怒る裁判官や弁護士はほとんどいない、提出書面が3日遅れても、怒る書記官はまずいない、そういうゆとりが非常に大事で、ありがたいことだと思うとともに、それに甘えず、それを当たり前のことと勘違いせず、きちんと時間を厳守する生活が大事なのだと再認識しました。

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