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2007年7月24日 (火曜日)

巧言令色少なし仁

この仕事は、明朗でよくしゃべり、かつ、話の内容が詰まっている人が向いていると言われます。

客商売で仕事自体に営業的な側面があるほか、交渉をうまく進めたり、依頼者や諸機関との信頼関係を築くためにも、内容の濃い話をしっかりできる人が望まれるのは至極当然のことでしょう。

無口だが勤勉で背中で物を語るタイプや、くだらないことをダラダラとしゃべる人はなかなか初対面の人を中心に受け入れられず、仕事をすすめにくいという点はよく指摘されることです。

弁護士の就職活動は書類(履歴書)と人格(面接)で勝負となりますが、近時後者を重視する事務所が増えているようです。

ところが、就職活動も仕事も過当競争気味になると、どうしても、みせかけだけいい人間を繕う人が出てきます。

クライエントファースト、一書面入魂、など、模範的な弁護士像を指すキーワードはいくつかありますが、それを簡単に口にし、中身を伴おうとしない弁護士も増えつつあるのでは、と言われています。

最近忙しさにかまけて、特に個人事件の依頼者をおざなりにしつつある自分を反省していますが、それでも、弁護士会の事件紹介や法テラス、市役所相談などで、他の弁護士にふられた、という依頼者の話を聞くと、そんなことする弁護士もいるんだ?と一緒に泣きたくなることもあります。

おいしい事件を受任するために、最初は言葉巧みにいろいろとメリットばかり説明し、受任して弁護士が飽きてしまうと対応がおざなりになってしまう、というのは可愛い子に対して、付き合うまでは精一杯尽くして、飽きたらすぐにいい加減になるダメ男の像が重ねられます。

委任契約自体が消費者契約法の法理で無効となるのではないかと思いたくもなります。

下を見ていては自分の向上はなかなか望めませんが、そういう事例を反面教師に、自分はそうならないよう頑張らねばならないと感じます。

いい弁護士になるために、仕事をうまく進めるために、内容の濃い話をしっかりしていけねばならないとは思いますが、決して、自分自身を越えた、美化した内容を話さないよう心がけることも大事、言葉よりも現実の仕事ぶりと誠意が大事であることを再認識しました。

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