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2007年6月 4日 (月曜日)

地上戦か空中戦か

フィールドスポーツでは、ボールを敵陣に運ぶことが基本ですが、運びかたには大きく2つあります。

ラン(ドリブル)とパスです。

いずれを基本とするかは各チームまちまちですが、プロスポーツではパスを基調とするチームがほとんどです。

まずは、サッカー。

現代サッカーではアタッキングエリア以外でのドリブルはリスクだけを伴う危険なプレーで、御法度であることが常識となっています。

走ってパスをつないで敵陣にボールを運び、そこからクロスをあげるか、シュートをうつか、ドリブルで切れ込むか選択することになります。

次にバスケ。

これもノーマークのエリアではドリブルが基調にはなりますが、基本的には走ってパスを回してフリーの選手をつくって・・というのが基本です。

ラグビーも、モールで押し込むのなせいぜい数メートルであり、ボール運びはパスを回して行います。

アメフトは、ランを基軸にオフェンスコーディネートするチームが多いですが、NFLではDLが屈強すぎてランだけでファーストダウンを更新し続けるのは限界があり、名QBによるパスアタックの完成度が高いチームが毎年上位に名前を連ねます。

パスは練習により一定の精度を磨くことができますが、ラン(ドリブル)はカットに伴うカウンターのリスクや時間と労力を消費することから、プロがパスを基調に攻めるのはうなずけます。

これい対し、熟練度の低いチームでは、パスの精度が低く、そのカットに伴うカウンターのリスクが大きいため、ラン(ドリブル)を基軸としたプレーを選択するチームが多いです。

スポーツの基本は「確率の高い攻め方をする」「確率を高めるために練習する」だということがよくわかります。

高校野球では送りバントが主流であるのに対し、プロ野球では投手以外の打者が送りバントをするのはそれほど多くないことも、これに通ずるものでしょう。

パスの精度が高まってこそ、金をもらって試合ができる立場になるのだとも言えると思います。

ただ、ただ華麗なパスワークだけでは、なかなか勝利にはつながりません。

サッカー日本代表の黄金カルテットは、パスセンスだけなら世界トップクラスでしたが、シュートと、ドリブルの精度が悪く、期待された結果は残せませんでした。

欧州のスーパーゴールや、NBAやNFLのスーパープレーを見ると、ゴール前での切れ味鋭いドリブルやドライブ、カットバックがよく目につきます。

ドリブルの精度は凡人にはなかなか一定以上にあげられないこそ、これを成し遂げた人が希代のスーパープレーヤーになるのだとも感じます。

以上のようなことを意識してルールが作られたわけではないでしょうが、フィールドスポーツの2枚のオフェンスカードは、それぞれ様々な側面を持ち、見る者を飽きさせません。

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