« 酒と健康の関連性 | トップページ | 湿気と熱波 厄介なのはどっち? »

2007年6月29日 (金曜日)

プロの書面

月末ですので、2か月ぶりにたまっていた破産申立にいってきました。

時間に余裕があるわけではないので、あまり細かいところまではチェックしきれていなかったのですが、特に追加の指導もなく一発で開始決定に至り、スッキリしました。

待っている間、ほぼ全ての事務員が、補正を指示されているなか、自分だけきっちりできたというのは、心地よいものです。

裁判所に提出する書面は、どれだけ見直しても、必ずどこかミスが残っていることが多く、自分の力の無さを痛感していましたが、破産申立や訴状提出を自ら行くことによって、他の人も完全な書面を用意できず苦労しているんだな、と、そう悲観的になることではないと安堵できました。

しかし、悲観的にならなくて良いだけで、決してこのままで良いというわけではありません。

おそらく実力が伴えば伴うほど、完成度の高い書面が書けていくのだと思います。

実務経験の少ない事務員や弁護士の書いた書面はいくら時間をかけても粗さがある反面で、経験を積んだ弁護士や事務員の書いた書面は、短時間で書いたものでもミスが少ないのだと思います。

作成した書面を事務員にチェックさせて裁判所に出すシステムはどこの事務所でも採用している方法でしょうが、これでは弁護士は自分の書いた書面のどこが粗いか十分に把握しないまま手続が進んでしまう可能性もあります。

自分なりに考えて裁判所に出して、直で添削してもらって恥をかく、これによって、私はこの仕事における書面の正確性を確保することの重要性とその難しさを知ることができました。

ようやく簡単な申立や要件事実の整理はある程度できるようになりましたが、まだまだちょっと複雑な訴状や控訴審の書面を書く際には、補正・補正を繰り返すことがあります。

法律知識と感覚を磨くことがこの仕事の最大の努力ポイントですが、こうした細かいところの完成度をあげることも大事で、これは漫然と仕事をしているだけではわからないものです。

事務員の能力が高いと、この細かい部分を事務員に頼りっきりで、自分が成長しない結果となりますが、個人事件で事務員を使えないからこそ、自分の成長に資するということは非常に(しんどいけれども)ありがたいことだったと思います。

|

« 酒と健康の関連性 | トップページ | 湿気と熱波 厄介なのはどっち? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: プロの書面:

« 酒と健康の関連性 | トップページ | 湿気と熱波 厄介なのはどっち? »