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2007年6月15日 (金曜日)

弁護士業務はスケジュール通りに動かない

取り扱う事件の中には、比較的簡単な仕事をスピーディーにテンポよくこなしていくべきもの、文献等を調査し、勉強しながら、できる限り簡明な流れにまとめていくもの、膨大な記録を丁寧に読み込み、そこから膨大な量の書面を作成していくべきもの、と大中小いろいろあります。
私の場合、個人事件で小、中規模の事件、事務所事件では中、大規模の事件が主にあります。
裁判等の外出や、所内での相談などは時間が設定されますので、デスクワークは、時間のあいたところをうまくやりくりしながらこなしていくことになります。
小さな事件は裁判と相談の間のわずか数分でもこなせますので、主にこのような時間を有効活用します。
広いリビングにポツンと小さなタンスがあるより、微妙な隙間にぴったりタンスがはまったほうが心地よいように、わずかな空き時間を有効活用して仕事を一つこなせるとちょっとした達成感があります。
このようにして、朝出所後まずすることは、予定と予定の間にどのような空き時間があるかを確認し、今日中にすべきこと、今日中にした方が良いこと、をリストアップして、どこの空き時間に何をするか、ジグソーパズルを組み立てるように予定を埋めていきます。
その中でも大規模事件は数時間単位でまとまった時間が必要なので、予め午前いっぱい、あるいは午後いっぱい予定があいていることころおさえてしまい、時間を確保することも心がけています。
しかし、このように予定を組み立てても、なかなか予定通りにいかないものです。
今日も、午前いっぱいがあいていたので、とある大規模事件の証拠整理をしようとしていたのですが、結局、全くできませんでした。
理由は、他の所員に別件で緊急の仕事を頼まれたり、電話応対とその後の書面送付など、細かい仕事が断続的にきたからです。
もはや、スケジュールを組むことのメリットは「やるべき仕事を失念しない」程度だと感じています。
人とのやりとりの中でこなしていく仕事なのでやむをえないでしょう。
このような中で、大事件の執務は必然的に、人とのやりとりの少なくなる夜間ということになります。
事務員が帰り、電話が少なくなり、ようやく仕事に着手できます。
こうして、午後9時に帰るスケジュールを組みながら、現実の帰宅は午前2時になるメカニズムが形成されます。
大規模事件ばかり扱う大手事務所が不夜城となるのもやむをえないことだと思います。
人との関わりのなかで行う業種ではありますが、その執務は意外に、人との関わりが妨げになっている面もあるというのは滑稽な話です。

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コメント

弁護士さんって大変ですね~ずっと事件に追われてるんですね(>_<)お若いのに頭が下がります。ブログ楽しく読ませていただいてます、頑張って下さい。

投稿: 京都人 | 2007年6月16日 (土曜日) 20時58分

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