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2007年5月 1日 (火曜日)

野球は神聖なスポーツ

高校野球で有力校の出場辞退が相次いでいます。

高校野球界においては、特待生制度が禁止されており、それに抵触する学校が次々と明らかになったからです。

特待生制度が禁止されるのは、「金で勝利を買う」かの如き行為が高校野球のクリーンなイメージと抵触することが大きな原因だと思います。

特待生制度は必ずしもこのような悪いイメージばかりではなく、才能があるけども、親の経済力に恵まれない地元の有力選手を育てるという大きな目的もあるのですが、越境入学により有力選手をかき集めて甲子園の常連になるという私学の増加や、これらの学校の生徒のマナーの問題など、様々な批判が噴出したことに応えたことにあると思います。

このような特待生制度は、野球界に限られ、他のスポーツではあまり聞きません。

高校バスケ界では、別格の巨漢アフリカ人を連れてきて勝利にこだわる高校すらちらほらでてき、国会でも話題にとりあげられたほどです。

これは、野球が日本人に愛され、愛されているがゆえにブラックな部分は否定され、厳しく規律される必要があるからでしょう。

このように厳しく取り締まられているからこそ、メジャーへの有力選手の流出にもかかわらず、野球人気もレベルも一定程度維持されているのだと思います。

相撲も同じように、旧来のしきたりを堅持することによって、人気の低迷につながっている反面、大相撲の誇りと、一定の人気とレベルを維持し続けているのだと思います。

愛されているスポーツだからこそ、それをすることは誇りであり、それにたずさわる人は誇りをもって、自分に厳しくとりくんでほしいと思います。

他方で、上に述べた、アフリカ人留学生の進出著しい高校バスケ界ではやや奇妙な現象が起きているようです。

①圧倒的な外国人留学生とそこそこの日本人を揃えた高校

②日本高校選抜レベルの選手を集めた高校

がそれぞれ2~3校ずつあり、事実上それらの高校による寡占状態となっています。

越境入学で高校選抜を組むような学校は野球界では疎んじられますが、バスケ界では高校レベルから、オリンピック予選や世界選手権に向けて、身長や身体能力の高い外国人選手対策を学ぶ良い機会と思われている節もあります。

スポーツの愛される度合いが根底にあることを前提として、そのうえにある外国人留学生問題や越境入学問題は必ずしも共通した答えがあるわけではないようです。

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