« 薄手のカーテンがオススメ? | トップページ | 弁護士の仕事は営利目的でない? »

2007年3月 5日 (月曜日)

弁護士の言う事は信じるな?

今日は弁護士会からの事件紹介待機日。

以前は法律扶助の債務整理案件ばかりまわってきたのですが、最近は法テラスの相談に移項したのか、一般事件の相談案件が多いです。

一般案件の経験を積みたい私としては、弁護士費用いらないからもっと仕事を!といった感じです。

ところで、事件紹介を利用する依頼者の中には既に複数の弁護士と相談のうえ、弁護士の資質や費用等を総合的に判断して依頼する相手を決めようという人も少なくありません。

そこで、話の中で「以前相談していた○○弁護士は・・・だと言っていた」という話を聞くことがよくあり、さらにその中に「エッ?そうかな?」と思うものも結構あります。

法律相談では限られた時間の中で、ある程度即決を求められる質問もあり、全てを知り尽くしているわけではない弁護士としては、「たぶんこうだろう」という返答をして後で間違いに気付くことは時々あります。

そういったちょっとしたミスが出たのかもしれません。

あるいは、弁護士の説明がうまくなくて、相手に十分に理解してもらえなかったのかもしれません。

いずれも、弁護士として重大な能力不足であり、頑張って補填しなければならないということはいうまでもありません。

しかし、今日重点を置いて考えたいのは、このような弁護士のちょっとしたミスリードで、「この事件はもうダメだ」とあきらめてしまったり、逆に勝ち目のない裁判に大金を投じたりする結果にしてしまっては大変です。

この点は弁護士側が重々注意して法律相談に臨む心がけがまず大事ですが、やはり世間一般に言われているように、弁護士相談は複数行い、弁護士の人格や処理方針・費用等を総合的に検討して依頼する相手を選ぶべきなのでしょう。

そんな何軒もまわる相談料の余裕はないよ、と思われがちですが、これから弁護士大増員が進む中で、弁護士費用の価格破壊は必至でしょうし、仕事の確保のためになりふりかまわず事件を受任しようとする弁護士も増えてくるはずです。

弁護士がいうから間違いないだろう・・という時代は悲しいことながら終わりかけているのかもしれません。

そんななか、自分は「杉本先生の言うことだから間違いないのだろう」と信頼してもらえる弁護士を目指しますが、弁護士会全体に対しては、複数の弁護士と話をして、自分が最も頼りにできる人を選択するのが良い時代になりそうです。

そういう時代になったのも、弁護士の事件をやっつけの仕事と見る消極的姿勢と、自分らしさを貫いても仕事はあるという高慢な姿勢にあると思います。

事件を通じて勉強させてもらうという謙虚さと、事件から積極的に多くを学んでいく姿勢を忘れずにやっていきたいと思います。

|

« 薄手のカーテンがオススメ? | トップページ | 弁護士の仕事は営利目的でない? »

コメント

今回、訴訟案件について、様々な専門家に話を聞いたり、証拠類を収集しましたが、弁護士に限らず、専門家といえども、信用はできないと言うことがよく分かりました。単に間違えた・勉強不足で知らないと言う事例もあり、(相談に行く前に事前に法律などを自分で調べてから行きましたので)相手の間違いを指摘することも度々でした。もっと怖いのは、こちらが素人だと思って、だまそうとする輩も多いことです。自分の身を守るには、専門家に頼るのではなく、自分自身でも知識をつけなければならないことが教訓となりました。杉本先生がおっしゃるとおり、複数の弁護士に意見を聞いてから、弁護士を選択できれば、いいのですが、事件の経過からそうもいかない場合や事件発生時には、そのような余裕がないこともあるので、難しいところです。

投稿: 民事ウォッチャー | 2007年3月 6日 (火曜日) 04時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 弁護士の言う事は信じるな?:

« 薄手のカーテンがオススメ? | トップページ | 弁護士の仕事は営利目的でない? »