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2007年2月17日 (土曜日)

大阪地裁内で被告人首つり?

大阪地裁の地下1階の留置スペースでとある事件の被告人が首をつって重体であったという事件がありました。

昨日は私も国選刑事弁護の担当日であったため、法廷に立ちましたが、在宅事件のため、地下1階の通称「仮監」に行くことはありませんでした。

仮監については、様々な問題が指摘されてきましたが、我々弁護士から見れば、裁判直前の仮監での接見・裁判の打ち合わせの許否が最も気になるところでした。

仮監での接見の制限については刑事訴訟法30条を根拠とするようですが、同条自体が違憲の疑いがあるとのことで、弁護士会と裁判所の間で様々な調整がなされました。

現在、大阪地裁では、拘置所在監中の被告人との接見は、裁判官の個別の許可を要せず、可能ですが、代用監獄在監中の被告人については、いまだ接見が認められていませんし、他の地裁では、拘置所在監中の被告人との接見にも、裁判官の個別の許可が必要なところがあるとも聞きます。

制限の目的は、罪証隠滅対策のようですが、昨日の事件のように、被告人自身の命の隠滅対策は張らなくてよいものでしょうか?

たとえ犯罪者であっても、安易に自殺させてはならず、裁判を経て生きて罪を償わなければならない(死刑という罪の償い方はありますが)、というのは今や子供でも(名探偵コナンを見て)知っていることです。

仮監の職員は相当忙しそうで、人手が足りなさそうな印象がありましたが、まさか裁判所内で被告人の自殺(まだ亡くなっていませんが)をさせてしまうとは情けない限りです。

下手をすれば今後裁判所内で被告人がさらなる犯罪を犯すことさえありえます。

大阪では検察庁が戸籍の届け出に関する法令を誤って解釈し、無実の中国人女性を起訴してしまうという事件もありました。

忙しい中でつい、あたりまえのこと、あたりまえの土台がゆるんでることを看過してしまったのでしょうか?

私も、最近恐ろしく忙しい日々が続いていますが、忙しさにかまけて、基本的な部分がおろそかになって大きな問題を起こしてしまわないよう気をつけたいです。

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