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2007年2月16日 (金曜日)

口は出しても手は出すな

人間関係である以上、良好な時期とそうでない時期とがあります。

良好な関係のときはなにをやっても、楽しくできるかもしれませんが、一度関係が悪化すると、相手の些細な言動でも不快になるものです。

そんな時、相手に様々な「悪の衝動」が芽生えると思いますが、態度に表して良いのは言葉までで、有形の行為に出てはとりかえしのつかないことになります。

喧嘩中に罵り合うだけでは、ごく普通のことで、それほど大きな問題とはなりませんが、手が出てしまうと一気に警察沙汰となります。

夫婦間でも、無形のやりとりの間は、関係の回復可能性も認められやすいですが、手が出てしまうと一瞬で保護命令の発令から離婚へのレールが敷かれてしまいます。

つい手が出てしまった人の言い分としては、相手の暴言が原因だというものが多いですし、暴言を吐いて喧嘩のきっかけを作った人は責任を問われず、手が出てしまった人だけ重大な責任を負わされるというのは不当だ、との意見には賛同できる面もあります。

ただ、このような暗黙の線引きがなされたのは、やはりつい言葉が出るのと、つい手が出るのとでは、直面する規範の高さが違うからだといえます。

手を出してはダメだというのは、相手から手を出してきた場合でも同様です。

暴力に訴えるということはどんなときでも絶対悪であるというのが社会のルールであり、そういったルールが定まったことには十分な根拠があるものだと感心しました。

ドラマや漫画では暴力を美徳とするものが安定して多いですが、現実には暴力は悪であることをしっかりと教育していくことが大事だと思います。

裁判員制度によって刑事司法が身近な存在になれば、以上のような刑事司法の実情から、手を出すことがいかに重大なことか、少しは広まるでしょうか。

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