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2006年11月15日 (水曜日)

破産ってなんだろう

2分に一組離婚すると言われていますが、破産する人も相当な割合で毎日発生しています。

一昔前は離婚や破産はとても恥ずべき行為でしたが、最近ではあまり気にせず決意する人が増えているのかもしれません。

破産は、貸主の負担のもとに借主の借金を免除し、借主の生活を立て直す制度で、本来貸主に感謝すべき制度だと思いますが、近時の消費者金融の諸々の不祥事や、多額の利益から、どうしても、借主=かわいそうな人、貸主=弱者を搾取する悪い奴というイメージがあるのか、破産のマイナスイメージはほとんどないように思えます。

若年者にも破産申立が増えているのはこのような風潮が影響しているのかもしれません。

本来、法を遵守すべき弁護士ですら、安易に自己破産を勧めるケースも増えているようです。

しかし、破産がただの借金をなくすための救済措置としか受け取られない社会は早晩問題になると思います。

最近では、免責審尋もなくなり、破産申立者は弁護士に依頼すれば請求は止まり、必要資料を揃えればあとは特に誰に何を言われるわけでもなく借金が消えています。

これでは、よほど自覚の強い人でない限り同じことを繰り返してしまう可能性は否定できないのではないかと思います。

弁護士に受任通知だけ出させて請求を止め、あとは何もしない人、免責後すぐに借金を繰り返す人が増えていることはゆゆしき事情だと思います。

裁判所も何も言えず、債権者も何も言えない状況では、本人を更正させられるのは弁護士と司法書士しかいません。

弁護士の側でも、破産申立をただの業務と思わず、職務として、本人の更正のためにやるべきことをすべき時代なのだと感じます。

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