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2006年9月 4日 (月曜日)

事件の把握の仕方

ある事件を把握するにあたって、まずはその部分的事情の把握から始め、そこから自分の経験則などに照らして、事件がどのようなものであるか推認すると思います。

その推認と矛盾する事情があれば、適宜修正し、適合する事情があれば自分の把握が正しいと感じて、事件の把握を深めていくのだと思います。

把握する部分的な事情は人それぞれでしょうし、経験則も人それぞれですから、事件の把握も人それぞれだと思います。

そういうわけで、事件の把握が他の人と異なることは、それだけでは、大きな問題としてとりあげるべきではないでしょう。

しかし、事件の把握を業とする人が、おかしな事件把握をして重大な結果を生じさせた場合には問題提起せざるをえない場面も生じてきそうです。

秋田の畠山被告の事件で警察が初期の事件の把握を誤ったとして会見を開いています。

事件を適切に把握し、余計な被害の発生を防止し、犯人を検挙する警察の仕事として適切であったかどうかはまだこれから調査が進められていくことでしょうが、仕事内容と発生内容の関連でこれから大きな問題としてとりあげられていくことでしょう。

我々の仕事も事実を適格に把握して、依頼者の法的権利を確保することですので、断片的な事情で事件を勝手に描かず、常に正確な事件の把握につとめていかなくてはならないと改めて感じます。

個人事件をする際には特に細心の注意を払って事件を把握し、見通しをたてているつもりですが、依頼者に予想外の損害等を与えないよう、仕事全般にわたって謙虚かつ公平な視点で事件を把握していこうと再確認しました。

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