« かたちだけの監視役 | トップページ | オシムジャパンは13人で始動 »

2006年8月 3日 (木曜日)

優劣のつけ方

昨日の亀田興毅選手のタイトルマッチは非常にスリリングで観客をワクワクさせた試合でした。

そして、感動のフィナーレ。

テレビ観戦していた際は、亀田選手のかっこよさにしびれ、結末に大変感動しました。

その勢いで昨日の記事もこの試合の感想にしょうかと思いましたが、ちょっとひっかかる点があったため、一夜明けて報道を待とうと考えました。

思ったとおり、あの試合で亀田選手が勝っていいのか、という意見が多いように思います。

第1ラウンドでいきなりのダウン。それでも持ち直して、中盤は亀田選手のペース。

第10Rを終わったところでは、亀田選手が逆転勝ちかな、と感じながら見ていました。

ところが、11,12ラウンドはもうダウンしないのがやっとの状態。

カウンターで何発かパンチは入れていましたので、最終的にそれで、ラスト2ラウンドの印象が悪くならなかったのかなと思いますが、誰の目にも、第1,11,12ラウンドでは、亀田選手のパフォーマンスが良くないと写ったと思います。

優劣を評価する場合、本来は主観的要素を重視して評価されるべきなのでしょうが、そうすると、不正な評価を正すことができないため、どの種目でもできる限り客観的な採点基準を設ける方向にすすんでいます。

そのため、今回の亀田選手は、劣勢のラウンドでそれほど大きな点差が付かず、逆に優勢なラウンドでこつこつポイントを重ねて僅差で勝ちきったのではないかと思います。

2月のトリノ五輪の際にもこの話題に触れましたが、このような評価方法は、不正を排除する効果は大きいですが、ポイント主義の競技となり、競技の本来の目的等から離れてしまう可能性が危惧されます。

長野五輪で日本選手団が活躍したスキーのジャンプは、わずかなルール改正のため、日本人には非常に勝利が難しい競技となってしまいました。

フィギュアスケートも、ポイントの高い技を披露できる選手が上位進出しやすく、そうでなければいかに万人が美しいと認めても勝てない競技となっています。

客観的採点主義を基本にすることは間違っていないと思いますので、これからはこの採点方法をいかに理想的な配点にできるかがクローズアップされてくると思います。

今回の亀田選手の試合は感動しましたが、多くの人に「えっ?」と思われるのでは後味が良くありません。

ボクシングの採点方法についてはこれを機に見直しが必要になるかもしれません。

|

« かたちだけの監視役 | トップページ | オシムジャパンは13人で始動 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 優劣のつけ方:

« かたちだけの監視役 | トップページ | オシムジャパンは13人で始動 »