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2006年7月22日 (土曜日)

個人責任と球団責任

欽ちゃんによる茨城ゴールデンゴールズの電撃解散と今日の復活劇ですが、どうもスポーツ選手の不祥事では、個人責任と球団責任のすみ分けが十分に検討されていないように感じます。

あくまで個人の責任は個人の責任。球団が十分な選手監督をせずに不祥事が発覚した場合は、球団責任を問われるべきですが、そうでなければ、球団責任が過度にとられるべきではありません。

Jリーグでは刑事犯罪を犯した元川崎フロンターレのS選手が、チームを変えて、Jリーグ後半戦に出場しています。

球団の監督義務違反がない限り、選手個人にとっても、チームにとっても、大きな問題のない解決だと思います。

他方、昨年の高校野球優勝校の駒大苫小牧のスキャンダルがありましたが、あの事件では、学校が不祥事を把握しつつ、規則に反して高野連への報告を故意に怠り、一種に隠蔽工作をしたわけですから、あの段階で、学校の責任がもう少し問われるべきだったとも感じます。

今回、欽ちゃんは、自分の球団の遠征の際の不祥事として、球団の責任を感じたのだと思いますが、責任を負うべきかどうかは、こういう客観的にきっかけがあるかどうかだけではなく、主観的にも注意不足などの、責められるべき点があるかそうかからも、判断されるべきものですので、今回は茨城ゴールデンゴールズとしての責任はなく、むしろ、ファンの応援に応え、責任をとるべきではないと感じます。

とはいえ、構成員の不祥事は団体の連帯責任と短絡的に考える人も多く、(道義的な)責任を取る姿勢は見せないといけないという考えも間違えではないと思います。

そういうわけで、今回の欽ちゃんの一連の騒動はお騒がせ行為ではありますが、責任を取る姿勢を見せつつ、あるべき姿を探してそこに落ち着くという意図でなされたものであるなら大ファインプレーだと感じます。

他人のやったことについて、自分は関係ないと知らんふりをするのは良くありませんが、過度に責任を負いすぎるのも良くなく、難しい問題です。

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