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2006年4月12日 (水曜日)

いじめ(を見て見ぬふり)、かっこ悪い

栃木のリンチ殺人事件で、警察の職務怠慢と被害者の死亡との因果関係を認めて、直接加害者と警察に損害賠償請求を認めた画期的な判決がありました。

不法行為に基づく損害賠償請求は、身近な概念のようで、実は行為の違法性や、因果関係など、主張・立証は難しく、これまで警察の対応に不適切を指摘した判決はいくつかありますが、結果との因果関係まで認め、賠償責任を認めたのは画期的です。

その要旨は、被害者の両親が信用するに足る根拠を提示したにもかかわらず、捜査を怠り、十分な捜査を行っていれば結果を回避しえたというもののようで、証拠関係を見ずに意見するのも無責任な感はありますが、一般人をして納得しうる判決だと思います。

いじめに関してはいじめられる被害者側に問題があると言われたりもしますが、やはりまず悪いのは先に手を出す方ですし、性格等のせいでいじめに反抗できないでいる被害者側の問題点を指摘する前に、本当に危険だと判断した場合には、周りが手をさしのべて救ってあげるのがスタートとなるべき常識だと思います。

今回の裁判は、被害者を救ってあげられたのに、そして、普通に職務を行っていたら被害者を救えたはずなのに、それを怠った、それが違法だと明示した点で、我々の常識を再確認させる判決であったのではと思います。

誰もが頭では、被害者を救ってあげるべきということは分かっていると思いますが、被害者と自分の関係や相性、加害者との関係や相性などの周辺事情によって人間の考える正義とはいくらでも変わりうるものだということが、この事件の背景にうかがえます。

人間の世界に絶対正義のないことは受け入れるべき真実だと思いますが、相手が誰であるかによってころころ変わる言い分は到底正義とかけはなれたもので、少なくとも自分は、相手が誰であるかにかかわらず、自分の信念・正義を貫ける男になりたいと思います。

今回の判決がいじめ問題に対する親・教師・警察などの周りの人間に対する規範となり、いじめ問題を沈静化できればと、期待します。

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